はじめに
どうも、管理人のTMOです。
今回はダイソーのヘッドライトクリーナーでヘッドライトの黄ばみを落としてみました。
車整備について全く知識のないド素人ですが、やっぱり新車の時はクリアでピカピカだった愛車のヘッドライトが黄ばんでいると、乗り込むときのテンションも下がってきちゃいます。
僕が通勤で使っている車も新車登録から7年が経過している車なんですけど。
やっぱり5年くらい経過した頃からヘッドライトが白化してきて、7年ともなると見事に黄色く変化…。車検を通すのも危なく感じる状態になっちゃってます。
僕としては年式も古いからあまりお金を掛けたくないし、とは言うもののヘッドライトが黄色い一気に古臭く感じるし、乗り込むときの気分も良くはないし、黄ばみ改善したいなとは常々思っていたんですよ。
写真で見るとそこまで黄色くはなっていないけれど、中の様子が見えない位にはしっかりとくすんでしまっています。
黄ばみを落としたい気持ちを秘めながら日々、オートバックスやカインズなんかのワックスコーナーとか見てたんです。
ヘッドライトクリーナーって種類が多いし、1000円以下で買えるものから数千円するお高いものまであるから、迷いまくってなかなか買えなかったんですよね。
そんなときに、いつも行く近所のダイソーでフラフラしてたらヘッドライトクリーナーを発見!
ただ、お値段はダイソーだけど200円で、100円ではないですけど、カー用品店で並んでいるような商品と比べると圧倒的に安いですよね。
安さに釣られて買ってみましたが、どれくらいの実力があるか実際に試してみました。
ヘッドライトが黄ばむ理由
ダイソーのヘッドライトクリーナーのレビューをする前に、まずなんでヘッドライトが変色してしまうのかを解説していきます。
なので、サクッとダイソーのヘッドライトのレビューだけ見たい方は、この部分は飛ばしてください。
それでですね、ヘッドライトが黄ばむようになったのって、車の歴史から考えると実は、結構最近の出来事なんです。
知っている方も多いかもしれませんが、ヘッドライトのレンズがガラスだった1990年代くらいまでは何年経っても黄ばむ事はなかったんですよ。
ガラスは変色することもなく、汚れが付いたとしても拭いてしまえば綺麗に落ちますから、何年たっても新車の輝きを取り戻すことができました。
それが、環境に配慮して低燃費車を開発するようになった2000年代くらいから、軽量化のためガラスからにプラスチックが使われるようになったことで黄ばみ問題が発生するようになります。
あとは事故した時にガラスよりプラスチックの方が柔らかいので、ケガのリスクも低くなる保安要因の側面もあります。
自動車にとって軽量化って、イコール正義みたいな風潮もあるのでガラスに戻ることはないんですが、この黄ばみ問題って自動車ユーザーにとっては買い替えも検討する程、大きな問題ですよね。
なんでプラスチックになると黄ばんでしまうかって理由なんですが、簡単にメカニズムを説明するとしたら、大まかに分けると以下2点があるのではないかと僕は思っています。
黄ばむメカニズムには化学的な原理が色々あるようですが。
レンズに使用されているPC樹脂って紫外線に弱いので、そのPC樹脂を紫外線から守るために塗ってあるクリア塗装が機能しなくなることで初期段階は白くなってしまうようです。(諸説あり。。。)
更にそれが進むとPC樹脂自体も劣化が進んでレンズが黄ばんでしまうようで、黄ばみが出始めたらレンズが紫外線から保護されていないので劣化が進むばかりってことです。
つまり、ヘッドライトのレンズを綺麗にしようって考える場合、表面の黄ばみを落として綺麗にしても、PC樹脂を保護するコーティングを施さないと、紫外線に弱いPC樹脂はまたすぐに黄ばんでしまうって事になります。
そこのところを頭に入れて、ダイソーのヘッドライトクリーナーを見ていきましょう!
【レビュー】ダイソー200円 ヘッドライトクリーナー
まずは、ダイソーのヘッドライトクリーナーの中身ですが。
中身は、ヘッドライトクリーナーの液×1本、白色のウエス×2枚、スポンジ×1個です。
まぁ、シンプルな感じです。白色ウエスは使い捨てなのでペラペラな感じでチープですが、スポンジは結構しっかりしてて、付属品もついて200円なら安いと思います。
パッケージにも書いてありますが、このダイソーのヘッドライトクリーナーは以下の2つの役割をこなしてくれます。
- コンパウンドによるレンズ表面の研磨
- 紫外線(UV)対策のコーティング
つまり、再び黄ばみが発生しないためのコーティング成分も含まれているので、ある一定期間は効果が持続するかな?っていう印象です。
成分を見ていくと、研磨剤と界面活性剤が汚れを落とす機能、UV吸収剤とシリコーンがコーティングの役割ってところですかね。
コーティングって表面が硬化するタイプと硬化しないタイプがあって、硬化するタイプの方が長持ちします。
200円のダイソー製品なのでさすがに硬化しないタイプのようです。(おそらくは油膜みたいな感じで表面に定着させるタイプ)
使い方は、ムラなく力を掛ける為に付属のスポンジにウエスを巻きつけて上下、左右にこすると書いてあるので、円を描くように磨いてはいけないようです。
磨くイメージとしては、円を描くようにゴシゴシするイメージがある方も多いと思いますが、上下左右に直線的に磨くって部分は要注意ポイントです。
あと、このヘッドライトクリーナーを使う前に、一応コーティングもすることを考慮してシリコンオフで脱脂しておきます。
シリコンオフをする理由はコーティングが定着しやすいようにするためですが、念のためにしているだけなので、やらなくても仕上がりに差は生まれないと思います。(ちなみにシリコンオフはレギュラー缶は多すぎて使いきれないのでチビ缶で十分です。)
そんでまずは、スポンジに巻きつけたウエスにクリーナーを付けていきます。
最初は、様子を見る意味でもあまりドバドバつけない方が良いかもしれません。
ここからはひたすら、上下左右にこすり続ける。。。ただひたすら、こする。。。
拭いていくと黄ばみのもととなっている汚れがウエスにビッシリ付着していきます。
使用しているウエスの面が汚れでいっぱいになってきたら、別の面を使って拭いていきます。
この黄ばみがウエスにつかなくなるくらいまで磨き続けたんですけど。
時間にすると大体片側20分くらい。実際やってみると結構時間が掛かりました。
でも、使用前後で比較すると200円だからあまり効果ないかなって思ってたけど、意外や意外、なかなか綺麗になりました。
こっちが施工前。
こっちが施工後。全然違いますよね!!うん、200円でここまで綺麗になるなら大満足(笑)
これなら、ウレタンクリア塗装する前の前処理の黄ばみ落としとしても使えそう。このままでも全然いいけど。
正面からの見た目は綺麗になりましたが、場所によっては上手くいかない部分もあって、側面のところはキズが結構入っていたのか、白モヤみたいのがなかなか取れなかったです。
20分くらいやっても取れなかったので、そこのところはあきらめました。
まぁでも、最初と比べると雲泥の差なので、とりあえず簡単に綺麗にしたいって人は200円でキレイにできるので、やってみても良いかなって思います。水とかも使わないので場所も選ばないし。
あった方が良いと思ったもの
基本的には、必要なものはすべて200円のセットの中に入っているんですけど、あった方が楽だなって思うものもポツポツありました。
特に、作業時間がなんだかんだ片側20分は掛かってしまったので、中腰での作業はかなりきつい。
腰も痛くなってきて腕も疲れるので、僕はいつも使っている携帯用の椅子に座りながら作業を進めましたよ。椅子があると屈んで作業しなくて良いから、かなり楽でした。
あとは、ゴシゴシとクリーナーで磨いた後に僕はマイクロファイバーウエスで乾拭きをしたんですけど、乾拭きしないとベタ付きとかも残るのでやった方が良いかと思います。
マイクロファイバーウエスはダイソーやもちろんカー用品店でも売ってるし、Amazonとかでも安く買えるので持っておいた方が無難かも。
買うのが面倒なら、家にある雑巾(いらない布)でも代用可能ですよ!
僕は結構洗車の時とかも使うのでAmazonで24枚入り1000円くらいの安いウエス使っています。(笑)こだわる人はもっと高いやつ使うんだろうけど、これで十分。
むしろ、ヘッドライトクリーナーでしか使わないなら、家にある雑巾で十分だから改めて買う必要もないです。
ダイソーのヘッドライトクリーナー 1週間後の経過観察
ダイソーのヘッドライトクリーナーを使用したのが、21年2月27日。
その後、1週間が経過した3月6日に見てみたんですけど。意外と綺麗なままでした!1週間で2回も雨が降ったからどうかなぁって思っていたけど、中の様子もはっきり見えるし、問題なさそう。
値段も値段だから、持続性について気になっている人も多くいると思うので、また経過観察については継続してアップしていきます。
僕自身も200円のダイソー品がどこまでの実力があるのか知りたいので(笑)
では、今回はこんなところ!!次回を乞うご期待!!
追記
この記事を書いてから2か月後に、この通勤車とは訳あってお別れになってしまいました。
ホントはもっとダイソー製品の実力を試したかったんですけど、断念。
街乗り用の軽自動車(ekスペースカスタム)で「ヘッドライトキレイ」を施工して効果確認中なので、またそちらの経過記事を出します。
乞うご期待を!
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